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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻4号

1979年04月発行

文献概要

今月の主題 症例・研究特集 症例

消化管を穿通したアニサキス幼虫による腹腔(大網および腸間膜)内肉芽腫形成の2例

著者: 吉村裕之1 近藤力王至1 赤尾信明1 大西義博1 渡辺騏七郎2 新野武吉3 相川公太郎4

所属機関: 1金沢大学医学部寄生虫学教室 2国立金沢病院病理 3金沢市新野外科・胃腸科医院 4金沢聖霊総合病院外科

ページ範囲:P.519 - P.522

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 海産魚に寄生するアニサキス幼虫の摂取によるアニサキス症の臨床例は近年さらに増加の傾向がみられる折柄,今回アニサキス幼虫が腸壁を穿通し腹腔内に逸脱して大網および腸間膜に穿入し,ここに好酸球肉芽腫を形成した稀な2例を経験した.本症例はわが国におけるこれまで報告された類似の3症例に追加されるものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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