icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻5号

1979年05月発行

今月の主題 消化管と血管病変

主題

消化管虚血性病変の成因に関する実験的研究

著者: 水島和雄1 岡村毅与志1 原田一道1 林英樹1 柴田好1 松田朋子1 並木正義1

所属機関: 1旭川医科大学第3内科

ページ範囲:P.627 - P.636

文献概要

 われわれはこれまで消化管,特に胃および腸管の虚血性病変について,いろいろな実験的研究を行ってきた.胃については,既に本誌1)にも発表しているので,今回は大腸の虚血性病変の成因に関する実験的研究を中心に述べる.

 大腸の虚血性病変としては,虚血性大腸炎がよく知られており,欧米ではその実験的研究の発表も多い2)~8).一方,わが国でも最近注目されるようになり,臨床例の報告も増加してきた.そこでわれわれは,大腸の虚血性病変の病態および成因を追究するため,次の3つの実験モデル,すなわち①結腸動脈結紮による虚血性病変,②Gelfoam注入による虚血性病変,③血管内血栓形成による虚血性病変につき検討してみた.以下,それらについて具体的に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら