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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻5号

1979年05月発行

文献概要

今月の主題 消化管と血管病変 主題症例

Systemic Lupus Erythematosusの経過中にいわゆる急性のIschemic Colitisを起こした1例―いわゆる血管炎との関係についての病理組織学的検討

著者: 五関謹秀1 望月孝規1 中根弘2 片柳照雄2 鴻巣道雄3 北郷修3

所属機関: 1東京都立駒込病院病理科 2東京都立駒込病院外科 3東京都立駒込病院皮膚科

ページ範囲:P.637 - P.644

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 Systemic Lupus Erythematosus(SLE)は多彩な臨床症状を示す白己免疫疾患である1).系統的な全身の結合組織の炎症疾患であり,当然血管病変と極めて緊密な関係にあり,さまざまな消化管病変についても,血管病変との関連において検討されていることが多い.ここではSLEの経過中に,いわゆるischemic colitisを起こし,大量の下血をきたし,右半結腸切除術を行った症例の切除漂本を病理組織学的に詳細に検討し,血管病変,なかんずく血管炎との関連について文献的な考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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