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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻5号

1979年05月発行

今月の主題 消化管と血管病変

主題症例

一過性虚血性大腸炎の1例

著者: 森本哲雄1 浜田義之1 小田原満1 渡辺正俊1 青山栄1 藤田潔1 針間喬1 犬童伸行1 竹本忠良1

所属機関: 1山口大学医学部第1内科

ページ範囲:P.645 - P.648

文献概要

 近年,虚血性大腸炎の概念の定着に伴い,本邦報告例は漸増している.しかし,本症のなかで,最も頻度が高いといわれる一過性の病変は,発病初期だけにしか所見が現れないため,検査の時期を失してしまうと診断が困難になる.このため病因不明の病変として片付けられている症例もかなりあると思われる.

 われわれは最近,X線・内視鏡的に経過を観察できた一過性虚血性大腸炎を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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