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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻5号

1979年05月発行

文献概要

今月の主題 消化管と血管病変 主題症例

進行性全身性硬化症(Progressive Systemic Sclerosis)

著者: 田中三千雄1 堤京子1 長廻紘1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器内科

ページ範囲:P.667 - P.672

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症 例

 患 者:45歳 男性

 主 訴:悪心,嘔吐,腹部膨満

 家族歴・既往歴:特記すべきものなし

 現病歴:1967年頃より胸やけ出現.1974年より上肢,顔面の浮腫,レイノー現象,手指のこわばりがみられるようになった.1976年8月頃より嚥下障害,上腹部痛あり.同年12月,胃潰瘍(胃角部)の診断のもとに胃切除術(B-Ⅰ法)を施行される.その後,舌の運動制限と顔面のこわばりを強く感じるようになったため,1977年2月より2カ月間,皮膚科に入院する,諸検査の結果から進行性全身性硬化症(PSS)と診断され,副腎皮質ステロイド剤の投与を受ける.同年6月より悪心,嘔吐,腹部膨満感の出現と,顔面のこわばりが増強してきたため,7月に消化器内科に入院した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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