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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻5号

1979年05月発行

症例

右肝動脈による総肝管圧迫の1症例

著者: 土居幸子1 吉本信次郎2 疋田邦彦3 別府真琴3

所属機関: 1神戸大学放射線科 2兵庫県立西宮病院放射線科 3兵庫県立西宮病院外科

ページ範囲:P.687 - P.690

文献概要

 管腔臓器が隣接する血管によって圧迫され,生理的あるいは病的狭窄をきたすことは,大動脈やaberrant subclavian arteryによる食道狭窄1),上腸間膜動脈による十二指腸閉塞2)3),腎動静脈による腎孟,尿管の圧迫4)などが従来よりよく知られているが,胆道系に対する血管系の圧迫症例の報告は比較的少ない13).著者らは胆囊結石症の1例に術前にERCPを施行し,総肝管に限局性の陰影欠損を認め,肝動脈造影および手術によりそれが右肝動脈による圧迫であることを確認しえたので報告し,若干の文献的考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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