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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻5号

1979年05月発行

文献概要

症例

アンピシリン起因性出血性大腸炎の4例

著者: 兼重順次1 神野健二1 山本春美1 福島正樹1 荒木文雄2

所属機関: 1国立岩国病院内科 2国立岩国病院病理

ページ範囲:P.691 - P.695

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 最近の抗生物質の開発は目覚ましく,各種感染症に対してその利するところ大なるものがあるが,一方では当初予想されなかった種々の副作用が報告されつつある.消化管に対する副作用として良く知られているものにリンコマイシン,クリンダマイシンなどによる偽膜性大腸炎があるが,最近アンピシリンおよびその誘導体に起因すると考えられる血便が散見される1).われわれも同様の症例を4例経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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