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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻6号

1979年06月発行

今月の主題 回盲弁近傍潰瘍(1)―いわゆる“Simple Ulcer”を中心に

主題症例 回盲弁近傍潰瘍

②回盲部単純性潰瘍の1例

著者: 小島進1 坂本清人1 渕上忠彦1 松井敏幸1 八尾恒良1 渡辺英伸2

所属機関: 1九州大学医学部第2内科 2九州大学医学部第2病理

ページ範囲:P.773 - P.778

文献概要

 最近,われわれは回盲部腫瘤を主訴とし,回盲部の非特異性潰瘍の1例を経験したので報告する.

症 例

 患 者:58歳 女性 主婦

 主 訴:回盲部腫瘤,全身倦怠感

 現病歴:1963年頃より時々口腔内,舌,咽頭部に有痛性アフタが出現していた.1964年九大耳鼻科で生検を行い非特異性慢性活動性炎症と診断された.1977年11月に,全身倦怠感,回盲部腫瘤に気付き某病院に入院した.回盲部に潰瘍を指摘され,精査,加療のため,九大第2内科に入院した.なお,外陰部潰瘍,眼症状,皮膚症状の既往はない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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