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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻7号

1979年07月発行

文献概要

症例

残胃に原発した細網肉腫の1例

著者: 春間賢1 田中一也1 末永健二1 福田和馬2 森脇昭介3 浅野宏国4

所属機関: 1国立松山病院第1放射線科 2国立松山病院外科 3国立松山病院病理 4浅野病院

ページ範囲:P.973 - P.976

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 残胃には種々の病変が発生し,近年注目されるようになった.われわれは,胃潰瘍の手術後13年目に,その残胃に発生した細網肉腫を経験し,初回手術材料の検索が可能であったので若干の考察を加えてこれを報告する.

症例

 患者:71歳男性

 主訴:心窩部痛

 既往歴:58歳の時,某病院で胃潰瘍の診断の下に胃切除術を施行している.

 現病歴:1977年7月末より心窩部痛出現し,近医にて投薬治療を受けていたが改善しないため,精査,治療の目的で同年9月,当院へ入院.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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