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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻7号

1979年07月発行

入門講座 胃癌診断の考え方・進め方・7

③質的診断をめぐって―その3

著者: 市川平三郎1 城所仂2 八尾恒良3 多賀須幸男4 中村恭一5

所属機関: 1国立がんセンター病院 2順天堂大学消化器外科 3福岡大学第1内科 4関東逓信病院消化器内科 5筑波大学基礎医学系病理

ページ範囲:P.982 - P.984

文献概要

●細胞診を生かせないか

 城所 ひところ,activeな潰瘍なんかがあって壊れたような時期には,どこからとっていいか,また,とるんだけれども,3コとったとしても,はずれたところにあるかもしれないという不安が,どうしてもつきまとう.そういう意味で,細胞診を生かすという考え方はないですか.

 多賀須 補助的にtouch smearを作っています.touch smearのほうが先にデータが出るので,その結果も参照してbiopsyの標本を病理の先生が見ているんです.ですから,病理の先生から「細胞診の読みすぎ」などのコメントがついて返ってくることもあるのです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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