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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻8号

1979年08月発行

今月の主題 微小胃癌

主題症例

術前に診断しえた重複微小胃癌症例

著者: 村上平1 鈴木茂1 丸山正隆1 山田明義1 榊原宣1

所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター

ページ範囲:P.1077 - P.1080

文献概要

患 者:61歳男性

主 訴:特になし

既往歴:3年前に心窩部痛あるも検査は受けず.

現病歴:約1ヵ月半前に会社の定期検診(胃X線検査)にて胃の異常を指摘され,続いて胃内視鏡検査を受ける.これにより胃角上部前壁の隆起性病変と胃角部のビラン,胃体上部小彎の発赤が認められたため,約1カ月前に胃精査の目的にて当センターを受診する.外来の内視鏡検査(GF-BⅡ)で胃体.下部大彎前壁よりにⅡa様隆起と胃体中部大彎に1本の皺襞集中を伴う潰瘍瘢痕様病変が認められ,これらより生検を施行する.両病変ともに腺管腺癌が証明されたため当センターに入院する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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