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文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻8号

1979年08月発行

今月の主題 微小胃癌

座談会

微小胃癌をめぐって

著者: 馬場保昌1 西俣寛人2 後藤淳郎3 村上平4 窪田吉克5 古澤元之助6 中村恭一7 竹本忠良8 熊倉賢二9

所属機関: 1癌研附属病院内科 2鹿児島大学第2内科 3播磨胃腸疾患研 4東京女子医科大学消化器外科 5岐阜歯科大学第2内科 6国立病院九州がんセンター消化器外科 7筑波大学基礎医学系病理 8山口大学第1内科 9慶応大学放射線診断部

ページ範囲:P.1090 - P.1103

文献概要

 竹本(司会) 早期胃癌の診断学の確立が,日本人研究者の苦闘の結晶であることは,いうまでもありませんが,その早期胃癌の診断も,こと微小胃癌となると,これまで順調な歩みを続けてきた診断学の展開も,壁にぶち当たっているという感じです.それを突破するため,昨年(1978年)秋の岐阜の第20回日本消化器病学会,第16回日本消化器内視鏡学会,第16回日本胃集検学会で合同シンポジウム「微小胃癌をめぐって」がもたれました.そのシンポジウムでは残念ながらディスカッションの時間が少なかったのですが,ご発表いただいた内容はたいへん優れておりまして,微小癌の診断に対して,希望をもてる心強さを感じました.

 今日は微小胃癌の診断が当面している問題のいくつかを徹底的に討論してみたいと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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