icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸14巻9号

1979年09月発行

文献概要

今月の主題 症例・研究特集 症例

Gardner症候群と思われる1例

著者: 今村哲理1 相川啓子1 別役孝1 三国主税1 井林淳1 田中清一2 市川健寛2 山脇慎也3 八木政明4 池田成之5

所属機関: 1国立札幌病院・北海道がんセンター消化器科 2国立札幌病院・外科 3国立札幌病院・整形外科 4北海道大学歯学部口腔外科 5池田胃腸科医院

ページ範囲:P.1223 - P.1229

文献購入ページに移動
 近年,家族性大腸腺腫症における大腸以外の消化管病変が注目されてきている.本邦においては,既に,胃病変の合併頻度は60%以上1)~6),十二指腸病変のそれは100%7)8)と報告され,更に最近では小腸病変の検索も重要視されてきている.飯田らは術中小腸内視鏡検査により半数以上に腺腫が認められたと報告している8)9).われわれも,十二指腸・上部空腸に多数の腺腫と考えられる病変が認められ,他合併病変として,下顎骨潜在性骨腫・歯牙異常,皮下血管腫がみられた1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?