icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸15巻1号

1980年01月発行

文献概要

今月の主題 胃病変の時代的変貌 主題

胃癌の時代的変貌

著者: 高木国夫1 大橋一郎1 太田博俊1 徳田均 神谷順一 中越享 前田正司 本原敏司

所属機関: 1癌研究会附属病院外科

ページ範囲:P.11 - P.18

文献購入ページに移動
 わが国において悪性腫瘍の中で胃癌の占める割合は高く,悪性腫瘍による年間10万人以上の死亡の中で約半数の5万人が胃癌で死亡している.このもっとも頻度の高い胃癌に対しては,わが国において第2次大戦の敗戦後肺結核の死亡減少と共に注目を集め,胃癌に対する戦いが1950年代より,診断および治療の面で非常に努力がなされてきた.最近までの約30年間の胃癌に対する戦いによって,臨床面で経験された胃癌の時代的変貌について,癌研病院外科で1946年から1975年までの30年間に経験した胃癌症例を中心にして検討したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?