文献詳細
文献概要
一冊の本
Double Contrast Gastrointestinal Radiology with Endoscopic Correlation―Ed. by Igor Laufer
著者: 熊倉賢二1
所属機関: 1慶応大学放射線診断部
ページ範囲:P.26 - P.26
文献購入ページに移動 本書は,消化管の二重造影法にとりつかれた8入の著者(米,英,加,蘭,日)によって書かれた情熱の書である.各所に独創的な工夫がみられ,食道から直腸にわたり,二重造影法で描写できる疾患を系統的に網羅している.そして,二重造影法の導入によって,X線検査成績が著しく向上したことを感激して記述している.また,X線と内視鏡との対比をしている.
序文でLauferは短い自伝を書いている.1972年に新設のMcMaster大学(カナダ)Medical Centerの放射線科に入局し,消化管の二重造影法と内視鏡検査を始めた.その後Pennsylvania大学病院の放射線科に移り,現在はそこのAssociate Professorである.まだ若い.1977年に来日し,白壁彦夫教授の知遇を得,山田明義,丸山雅一両先生にあっている.このようなこともあって,本書はアメリカ版蘭学事始めといった感じもする.
序文でLauferは短い自伝を書いている.1972年に新設のMcMaster大学(カナダ)Medical Centerの放射線科に入局し,消化管の二重造影法と内視鏡検査を始めた.その後Pennsylvania大学病院の放射線科に移り,現在はそこのAssociate Professorである.まだ若い.1977年に来日し,白壁彦夫教授の知遇を得,山田明義,丸山雅一両先生にあっている.このようなこともあって,本書はアメリカ版蘭学事始めといった感じもする.
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