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今月の主題 胃病変の時代的変貌 主題
切除胃を中心としてみた胃・十二指腸潰瘍の時代的変貌
著者: 長与健夫1 横山秀吉2 横山泰久2 横山功2
所属機関: 1愛知県がんセンター研究所第1病理部 2横山胃腸科病院
ページ範囲:P.35 - P.41
文献購入ページに移動これに対して非感染性の疾患は概して病因が複合的で内外の諸因子が複雑に絡み合う場合が多く,国民の平均寿命の延びによって象徴されるような社会環境の改善や医療知識,医療内容の向上によって各疾患の頻度に多少の消長や盛衰はあるにしても,感染症ほどに著しいはやりすたりはない.しかし公害病によって代表されるように時代社会の影響が敏感に反映されるものもあり,ストレスが主因とされる胃や十二指腸の潰瘍症も生活環境とは決して無縁ではなく,そのような意味でこの疾患カテゴリーに入れて差し支えがないかもしれない.
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