文献詳細
文献概要
--------------------
海外文献紹介「浸潤癌を有するポリープの大腸内視鏡検査とその処置」
著者: 小林世美1
所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科
ページ範囲:P.42 - P.42
文献購入ページに移動Colonoscopy and the Management of Polyps Containing Invasive Carcinoma: T. Coutsoftides, M.U. Sivak, S.P. Benjamin, D. Jagelman(Annals of Surgery 188: 638~641,1978)
内視鏡的ポリペクトミーで回収した477コのポリープの中で,17コ(腺管腺腫が13コ,腺管絨毛腺腫が4コ)が浸潤癌を有していた.腺管腺腫で浸潤癌を有していた13例中6例は,癌遺残が疑われ手術をうけた.3人では癌遺残はなく,他の3人ではポリペクトミーのところに癌遺残があった.うち1人の患者からとられた6コの腸管周囲リンパ節中2コに癌を認めた.手術をうけなかった5人の患者が経過観察された.うち1人にポリペクトミーの2年後に別の部位に癌が発見された.他の患者では異常を認めなかった.浸潤癌を有した腺管絨毛腺腫が4例あり,2例は手術をうけた.うち1人にポリペクトミーの場所に癌遺残があった.他の2例は,術後の経過観察で癌は発見されていない.
内視鏡的ポリペクトミーで回収した477コのポリープの中で,17コ(腺管腺腫が13コ,腺管絨毛腺腫が4コ)が浸潤癌を有していた.腺管腺腫で浸潤癌を有していた13例中6例は,癌遺残が疑われ手術をうけた.3人では癌遺残はなく,他の3人ではポリペクトミーのところに癌遺残があった.うち1人の患者からとられた6コの腸管周囲リンパ節中2コに癌を認めた.手術をうけなかった5人の患者が経過観察された.うち1人にポリペクトミーの2年後に別の部位に癌が発見された.他の患者では異常を認めなかった.浸潤癌を有した腺管絨毛腺腫が4例あり,2例は手術をうけた.うち1人にポリペクトミーの場所に癌遺残があった.他の2例は,術後の経過観察で癌は発見されていない.
掲載誌情報