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文献詳細

雑誌文献

胃と腸15巻10号

1980年10月発行

今月の主題 症例・研究特集

症例

食道granular cell tumorの1例

著者: 鎌田悌輔1 畑山充1 荒川哲夫1 小林絢三1 浜中良郎2 大杉治司2 小林庸次2

所属機関: 1大阪市立大学医学部第3内科 2大阪市立大学医学部第2外科 3大阪市立大学医学部第1病理

ページ範囲:P.1005 - P.1009

文献概要

 食道の良性腫瘍は比較的まれであり,自覚症状にも乏しく,上部消化管の検索時偶然に発見されるものも少なくない.Granular cell tumorは1926年のAbrikossoffの報告1)以来今日まで1,000例近くの報告があるが,消化管,なかでも食道に発生したものはわずか19例が報告されているにすぎない.

 今回,われわれは内視鏡施行時の生検によって食道のgranular cell tumorと診断できた症例を経験したので多少の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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