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文献詳細

雑誌文献

胃と腸15巻10号

1980年10月発行

今月の主題 症例・研究特集

症例

粘膜下膿瘍により巨大な粘膜下腫瘍様外観を呈したⅡa型早期胃癌の1例

著者: 篠原昭博1 山本俊1 坂本武司1 伊藤慈秀2 西原幸一2 宮田信熈3 大森克介3

所属機関: 1川崎医科大学付属川崎病院内科 2川崎医科大学付属川崎病院病理 3松山市民病院外科

ページ範囲:P.1031 - P.1036

文献概要

 胃癌病巣内に微小な感染巣をみることは,組織学的検索においてはめずらしくはないが,大きな感染巣によって癌病巣自体の肉眼像が影響を受けることは普通みられない.われわれはⅡa型早期胃癌の病巣直下に大きな膿瘍を合併したため,一見巨大な粘膜下腫瘍様に変貌を来した症例を経験したので,かかる特異な胃壁内膿瘍の成因および胃癌病変との関連について若干の検討を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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