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文献概要
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海外文献紹介「抗逆流手術後の食道円柱上皮(Barrett上皮)の退縮」
著者: 土谷春仁1
所属機関: 1関東逓信病院消化器内科
ページ範囲:P.1062 - P.1062
文献購入ページに移動 Regression of columner esophageal(Barett's)epithelium after anti-reflux surgery.: D.L. Brand et al(New Eng J Med 302: 844~848, 1980)
食道の円柱上皮(Barrett 上皮)は胃―食道逆流に対する修復性または化生性の反応と考えられており,これに異形成(dysplasia)や腺癌を生ずることがある.裂孔ヘルニア例で逆流の外科的治療(NissenまたはHill手術)を行った患者で術前の生検で円柱上皮が証明されているもの10例について,食道生検を行い,また食道内pH電極で逆流の状態を検討した.これらの円柱上皮は,既に報告されたごとく組織学的に3型(腸型,中間型,胃底腺型)に分類できることが確認された.
食道の円柱上皮(Barrett 上皮)は胃―食道逆流に対する修復性または化生性の反応と考えられており,これに異形成(dysplasia)や腺癌を生ずることがある.裂孔ヘルニア例で逆流の外科的治療(NissenまたはHill手術)を行った患者で術前の生検で円柱上皮が証明されているもの10例について,食道生検を行い,また食道内pH電極で逆流の状態を検討した.これらの円柱上皮は,既に報告されたごとく組織学的に3型(腸型,中間型,胃底腺型)に分類できることが確認された.
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