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文献詳細

雑誌文献

胃と腸15巻10号

1980年10月発行

文献概要

今月の主題 症例・研究特集 症例

異型上皮巣として5年間経過を観察したⅡc型早期胃癌の1例

著者: 忍田謹吾1 西田一巳2

所属機関: 1小山中央病院胃腸科 2国立栃木病院病理室

ページ範囲:P.1063 - P.1070

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 初診時のX線検査で胃体部小彎の潰瘍瘢痕としてチェックし,胃生検で異型上皮の診断であったため,内視鏡検査を主として経過観察を続け,4年8カ月後(6回目)の生検でグループⅣの診断が得られた.初診から手術までの5年2カ月間に,X線検査を4回,内視鏡検査を16回,生検を11回施行し,手術した結果はⅡc病巣内に島状の異型上皮巣が存在した粘膜内癌であった症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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