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文献詳細

雑誌文献

胃と腸15巻11号

1980年11月発行

今月の主題 逆追跡された胃のlinitis plastica―早期発見のために(1)

主題

Linitis plastica型胃癌の原発巣と経時的変化

著者: 大串秀明1 八尾恒良2 岩下明徳3

所属機関: 1九州大学医学部第2内科 2福岡大学医学部第1内科 3九州大学医学部第2病理

ページ範囲:P.1129 - P.1136

文献概要

 Linitis plastica型胃癌は,急激な進展を来しleather bottle様の外観を呈する最も予後の悪い肉眼型の胃癌である.近年,その原発巣に関する主として病理組織学的研究1)~7)が散見されるが,臨床資料による原発巣ならびに経時的変化についてのまとまった研究はいまだ数少ない.われわれは,比較的病巣が小さい時期に発見されたが種々の理由で経過観察がなされ,手術あるいは剖検で病理組織学的検索が可能であったlinitis plastica型癌を7例経験した.本稿では,これら7例の初回検査時のX線,内視鏡的特徴と病巣内潰瘍の変化について検討を加え,代表的症例を呈示する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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