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文献詳細

雑誌文献

胃と腸15巻11号

1980年11月発行

文献概要

今月の主題 逆追跡された胃のlinitis plastica―早期発見のために(1) 主題症例 逆追跡された胃のlinitis plastica

2年5カ月逆追跡された胃スキルス―原発巣のX線上の同定を中心に

著者: 川崎恒雄1 美園俊明2 高原信敏1 佐藤彰治1 平井竜男1 菊池正教2

所属機関: 1取手協同病院外科 2筑波大学基礎医学系病理

ページ範囲:P.1183 - P.1188

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 Linitis plastica型胃癌の中には,胃腸症状を主訴としてX線検査を行うも異常を指摘できず,内視鏡検査もせずに,数回のX線による経過観察の結果,leather bottle状態として発見されることがあり,われわれをして不責の念にかりたてられる場合がある.このような症例をより少なくするためには,linitis plastica型胃癌の早期発見のためのX線所見の解析が重要である.われわれは,結果的にlinitis plasticaの原発巣の逆追跡が可能であった1症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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