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文献概要
今月の主題 逆追跡された胃のlinitis plastica―早期発見のために(1) 主題症例 逆追跡された胃のlinitis plastica
6カ月間経過観察されたlinitis plastica型胃癌
著者: 川口実1 花城清史1 西里吉則1 斉藤利彦1 芦澤眞六1
所属機関: 1東京医科大学内科
ページ範囲:P.1195 - P.1198
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患 者:57歳,女,地方公務員.
主 訴:空腹時心窩部痛.
既往歴:14歳時,急性糸球体腎炎に罹患.
現病歴:1975年6月ころから空腹時心窩部痛および背部への放散痛出現,近医受診し,胃炎と診断され,内服薬の投与を受けるが軽快せず.1975年9月他医受診し,胃X線検査を受け,胃潰瘍と診断され,精査のため当院受診.なお1975年6月から来院までの4カ月間に約4kgの体重減少がみられた.
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