文献詳細
今月の主題 逆追跡された胃のlinitis plastica―早期発見のために(1)
主題症例 逆追跡された胃のlinitis plastica
1年10カ月の経過中,原発巣の大きさがほとんど変化しなかったと思われるlinitis plastica
著者: 西沢護1 野本一夫1 山田耕三1 志賀俊明1
所属機関: 1東京都がん検診センター
ページ範囲:P.1199 - P.1202
文献概要
患 者:46歳,女.
1973年以来,1年1回,職域における成人病検診の一環としてX線テレビによる胃部検診を受けていた.初回より6年間,6回のX線テレビによるスクリーニング検査でチェックされなかったが,1979年10月のX線テレビによりlinitis plastica型癌と診断され,同年11月手術を施行(経過表参照).
掲載誌情報