文献詳細
今月の主題 逆追跡された胃のlinitis plastica―早期発見のために(1)
主題症例 逆追跡された胃のlinitis plastica
Linitis plastica状態を呈した胃癌の1症例
著者: 高田洋1 近藤台五郎1 佐田博1 渡辺修1 下田忠和2 前田昭二3 湯浅鐐介3
所属機関: 1早期胃癌検診協会中央診療所 2東京慈恵会医科大学病理 3林前田外科病院
ページ範囲:P.1209 - P.1212
文献概要
患 者:Y. K.(O-586),33歳,男,会社員.
家族歴:特記事項なし.
既往歴:27歳のとき十二指腸潰瘍に罹患.
現病歴:3年前より時折心窩部早発痛あり,そのつど市販胃腸薬の服用あるいは短期間の不定期の医療を受けていた.初診2カ月前より疼痛が増強し,近医を受診して投薬されたが,疼痛は消失せず,検査の目的で紹介され当院初診.
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