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文献詳細

雑誌文献

胃と腸15巻11号

1980年11月発行

今月の主題 逆追跡された胃のlinitis plastica―早期発見のために(1)

主題症例 逆追跡された胃のlinitis plastica

2年間の経過を観察しえたスキルスの1例

著者: 鈴木茂1 勝呂衛1 喜多村陽一1 矢川裕一1 長谷川利弘1 中村光司1 鈴木博孝1 山田明義1 遠藤光夫1 小林誠一郎1 小幡裕2

所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター外科 2東京女子医科大学消化器病センター内科

ページ範囲:P.1213 - P.1217

文献概要

 スキルスでその経過を十分に観察することのできた症例は大変少ない.これは1つにはこの病変の時間経過がきわめて速いこと,更に一般には癌と診断された時点で手術が行われるのが通常で,その後どういう変化で経過するかをつかみにくいことにもよろう.本症例は重症の糖尿病と高度の腎機能不全によって手術ができず,経過観察中にスキルスとなり,死亡した貴重な症例である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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