icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸15巻11号

1980年11月発行

症例

胃生検が確定診断の糸口になった原発性全身性アミロイドージスの1例

著者: 有田毅1 古澤毅1 工藤輝俊1 坂本賢二郎1 江本修1 柴田興彦2

所属機関: 1古沢胃腸病院 2大分大学健康管理センター

ページ範囲:P.1227 - P.1233

文献概要

 アミロイドージスは原因不明の代謝異常によりアミロイドが金身性に沈着する疾患で,従来剖検による報告例が多く,生前の診断は困難とされていたが,最近は肝,腎,消化管などの生検によって生前にその確定診断の得られる症例が漸次増加している1)

 われわれは今回,胃X線,内視鏡検査にて異常所見を認め生検によりアミロイド沈着を証明し,引き続き肝,腎,腸管生検にて同様の所見を得て,原発性全身性アミロイドージスと診断できた1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら