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今月の主題 逆追跡された胃のlinitis plastica―早期発見のために(2) 主題症例
定例検査の78日後に変貌せるスキルス
著者: 福島通夫1 斉藤明子1 鈴木茂2
所属機関: 1(財)中山がん研究所 2東京女子医科大学消化器病センター外科
ページ範囲:P.1285 - P.1288
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患 者:61歳,男,会計士.
既往症:30歳に腸チフス.
嗜好品:1目たばこ25本,日本酒2合.
検診登録の動機:いとこが初回検査で進行胃癌を発見され再発死せるため,定期検診の必要性を認めた.
初診時所見:1963年3月,50歳,体重43kg(標準60.9kg).胃X線検査所見は軽度胃下垂.その他特記すべきことなし.その後,極めて几帳面に,半年に1回ずつ受診を反復していた.
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