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今月の主題 逆追跡された胃のlinitis plastica―早期発見のために(2) 主題症例
巨大皺襞が目立ったBorrmann 4型胃癌の1例
著者: 川口実1 津田広文1 関根紀世1 斉藤利彦1 芦澤真六1
所属機関: 1東京医科大学内科
ページ範囲:P.1293 - P.1296
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患 者:64歳,男,会社役員.
主 訴:空腹時心窩部痛.
既往歴:15歳時虫垂炎手術.
入院時現症および検査成績:身長156.5cm,体重53.5kg,体重減少は認められなかった.体格中等度,栄養良,貧血,黄疸なく,胸部理学的所見に異常なく,腹部は回盲部に手術瘢痕を認め,心窩部に軽度圧痛を認めたが腫瘤は触知しなかった.検査所見では特に異常なく,便潜血反応(±),胃液検査は無酸であった.
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