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文献詳細

雑誌文献

胃と腸15巻12号

1980年12月発行

症例

盲腸癌類似所見を呈した回腸末端部脂肪腫の1例

著者: 原口幸昭1 岩松正義1 桜井省史1 亀田勘司1 下田悠一郎2 岩下明徳3 嶺博之4

所属機関: 1福岡市・早良病院胃腸科 2九州大学医学部放射線科 3九州大学医学部第2病理 4島根医科大学第2外科

ページ範囲:P.1337 - P.1342

文献概要

 X線所見,内視鏡所見共に盲腸癌との鑑別が困難であった興味ある回腸末端部脂肪腫の1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.

 症 例

 患 者:花○利○,71歳,男.

 主 訴:上腹部痛,右季肋部腫瘤.

 既往歴,家族歴:特記すべきことなし.

 現病歴:4年ぐらい前から時々上腹部痛があり,そのつど開業医を受診し胃透視を受けたが源因は不明であった.1978年6月ごろより右季肋部に腫瘤を認め,1978年10月25日から再度上腹部痛を来した.とう痛がとれないため3日後に入院した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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