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文献詳細

雑誌文献

胃と腸15巻2号

1980年02月発行

今月の主題 腺境界と胃病変

主題

腺境界と胃病変―腺境界の識別法と腺境界の局在に関連する諸因子を中心に

著者: 赤坂裕三1 窪田吉克2 奥田順一2 井田和徳2 藤本荘太郎1 木本邦彦1 三崎文夫1 小林顕彦3 川井啓市1

所属機関: 1都府立医科大学公衆衛生 2岐阜歯科大学第2内科 3京都府立医科大学第3内科

ページ範囲:P.155 - P.165

文献概要

 胃は,異なった形態と機能を持つ粘膜の隣接によって胃底腺・幽門腺境界,十二指腸・幽門腺境界,噴門腺・胃底腺境界の各腺境界を有している.なかでも近年,各種の胃疾患の背景胃粘膜として,胃底腺および幽門腺の各領域に関する研究が盛んとなり,腺箋界,萎縮境界,移行帯,中間帯などの名称で呼ばれる胃底腺・幽門腺境界は,多くの研究者の興味を集めてきた.本稿では,胃底腺・幽門腺境界(以下,腺境界と呼ぶ)の識別法にまず触れ,次いで腺境界の局在に関連する諸因子や特定の病態との関係について,われわれの成績をもとに述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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