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海外文献紹介「癌に続発するアカラジア;内在および臨床的特徴」
著者: 小林世美1
所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科
ページ範囲:P.166 - P.166
文献購入ページに移動Achalasia Secondaryto Carcinoma; Manometric and Clinical Features: H.J. Tucker, W.J. Snape, Jr.S. Cohen(Annals of Internal Mediicine 81: 315~318,1978)
アカラジアは,特徴的な臨床,X線および内圧所見を呈する食道の運動障害である.臨床的には,液体および固形物の嚥下困難,胸痛,逆流が特徴的で,X線的には,無蠕動,食道拡張,食道下端部のスムーズな先細り像が特徴的である,最近の報告では,下部食道をおかす癌が,アカラジアと区別しがたい臨床像を呈することを示唆した.著者らも,過去4年間に7例の癌による二次的アカラジアを経験した.
アカラジアは,特徴的な臨床,X線および内圧所見を呈する食道の運動障害である.臨床的には,液体および固形物の嚥下困難,胸痛,逆流が特徴的で,X線的には,無蠕動,食道拡張,食道下端部のスムーズな先細り像が特徴的である,最近の報告では,下部食道をおかす癌が,アカラジアと区別しがたい臨床像を呈することを示唆した.著者らも,過去4年間に7例の癌による二次的アカラジアを経験した.
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