icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸15巻3号

1980年03月発行

文献概要

今月の主題 症例特集 症例

胃スキルスを合併したAcanthosis Nigricansの著明な食道病変―1剖検例

著者: 五明田学1 西川睦彦2 稲田裕2 星島説夫2

所属機関: 1鳥取大学医学部附属病院検査部病理 2国立浜田病院消化器内科

ページ範囲:P.249 - P.254

文献購入ページに移動
 黒色表皮腫Acanthosis Nigricansは臨床的に皮膚の角化充進,乳頭状増殖,色素沈着を特徴とする疾患で,その悪性型Malignant Acanthosis Nigricansは内臓の悪性腫瘍,特に胃癌を高頻度に合併するため注目されている.皮膚病変の他,口腔や食道粘膜などの消化器病変をも伴うことが知られているが,X線や内視鏡による食道病変を観察された報告例は極めて少なく本邦では坂井ら8)9)の2例のみである.胃スキルスに合併した黒色表皮腫で,著明な食道病変をX線と内視鏡で観察出来た1例を剖検する機会を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら