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文献詳細

雑誌文献

胃と腸15巻3号

1980年03月発行

今月の主題 症例特集

症例

胃に奇異な集簇性“mucosalbridge”および多発性小潰瘍を呈した1症例

著者: 西森久晋1 斉藤震太郎1 倉恒宏正1 木下善之2 松尾正彦3 三浦敏夫4 関根一郎5 西森一正5

所属機関: 1健康保険諫早総合病院内科 2健康保険諫早総合病院放射線科 3健康保険諫早総合病院外科 4長崎大学医学部第1外科 5長崎大学医学部原研病理

ページ範囲:P.283 - P.287

文献概要

 最近消化管に特異なmucosal bridgeを形成する症例のあることが注目され,とくに大腸では既に本邦にて数例の報告がみられ1)~4),その原因として炎症性ポリポージスとの関連が論じられている.また食道でも最近1症例が報告された5).しかし胃においては,その診断技術の目覚ましい進歩と,広範な検診の症例があるにもかかわらず,いまだこのような症例の報告をみない.

 最近われわれは,胃の,主として胃体部のほぼ全域にわたって,奇異な形をしたmucosal bridgeが集簇をなして形成され,また多数の小潰瘍を併発した1症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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