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文献詳細

雑誌文献

胃と腸15巻3号

1980年03月発行

文献概要

今月の主題 症例特集 症例

大腸癌および前癌病変の多発をみた潰瘍性大腸炎の1剖検例

著者: 藤盛孝博1 三浦妙太1 隣谷義人2 富田哲也3 長廻紘4

所属機関: 1埼玉医科大学第1病理 2埼玉医科大学放射線科 3埼玉医科大学第2内科 4東京女子医大消化器病センター

ページ範囲:P.323 - P.330

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 潰瘍性大腸炎の長期罹患者の癌化率は一般人と比較し5~10倍高いと言われる1.前癌病変に関する病理組織学的検討は,欧米ではYeomans2以後,多くの報告をみる.本邦でも潰瘍性大腸炎に合併する癌の報告例はあるが前癌病変に関する記載は極めて少ない3)4).埼玉医大で,約15年の潰瘍性大腸炎罹患歴を有すると思われる症例を剖検し,多発する大腸癌および前癌病変の合併を認めたので若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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