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今月の主題 大腸の早期癌―胃早期癌と比較して 序説
「大腸の早期癌胃早期癌と比較して」特集に当って
著者: 武藤徹一郎1
所属機関: 1東京大学医学部第1外科
ページ範囲:P.355 - P.355
文献購入ページに移動 大腸癌は増えている.食生活の西欧化に伴って,今後も増え続けていくことは確実であろう.このような時期に,大腸の早期癌の診断と治療の向上を目指して努力することは意義深いことであると思う.
早期胃癌の定義が提出されて18年,その概念は日本中のみならず世界中に認められるようになった.早期胃癌発見への努力が胃診断学の進歩に及ぼした影響は計りしれないものがあり,その結果,胃癌全体の治療成績も飛躍的に向上した.同じことが大腸でも不可能なはずはあるまい.
早期胃癌の定義が提出されて18年,その概念は日本中のみならず世界中に認められるようになった.早期胃癌発見への努力が胃診断学の進歩に及ぼした影響は計りしれないものがあり,その結果,胃癌全体の治療成績も飛躍的に向上した.同じことが大腸でも不可能なはずはあるまい.
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