文献詳細
文献概要
一冊の本
Gastrointestinal Pathology 2nd Edition
著者: 武藤徹一郎1
所属機関: 1東京大学第1外科
ページ範囲:P.530 - P.530
文献購入ページに移動 Morson & Dawson共著によるGastrointestinal Pathologyの第2版が出版された.第1版が売切れてから,その出版が久しく待ち望まれていたが,約130頁の増頁で805頁の大著となるとともに,期待通りの改訂が行われていた.第1版より一廻り小さくなっているので,増頁はその分を割り引かなければならないが,内容はずっと豊富になっていることは確かであり,写真の数も多くなっている.
1972年に本書の第1版が出版された頃は,あたかも,わが国でちょうど大腸疾患に興味が集まりだした時期であり,他に大腸疾患全般に関する優れた病理の教科書がなかったために,本書は非常な人気をもって迎えられたのだった.以来,大腸病理の教科書として,本書がわが国で果たした役割は計り知れないほど大きなものであったと思う.
1972年に本書の第1版が出版された頃は,あたかも,わが国でちょうど大腸疾患に興味が集まりだした時期であり,他に大腸疾患全般に関する優れた病理の教科書がなかったために,本書は非常な人気をもって迎えられたのだった.以来,大腸病理の教科書として,本書がわが国で果たした役割は計り知れないほど大きなものであったと思う.
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