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文献詳細

雑誌文献

胃と腸15巻5号

1980年05月発行

文献概要

今月の主題 胃のGiant Rugae 主題症例

Giant Hypertrophic Gastritis(Ménétrier病)の1例―その蛋白漏出の機序を中心として

著者: 桜井俊弘1 山本勉2 飯田三雄1 淵上忠彦1 松井敏幸1 尾前照雄1 城戸英希3 岩下明徳3 萱島孝二4 許斐康煕4

所属機関: 1九州大学医学部第2内科 2九州大学医学部第1解剖 3九州大学医学部第2病理 4九州大学医学部第1外科

ページ範囲:P.543 - P.552

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 Ménétrier病(giant hypertrophic gastritis,胃巨大皺襞症)は比較的まれな疾患であり,現在までに国内外合わせて約200例,本邦では約30例が報告されている1).しかし,その病理組織学的本態,あるいはそれと低蛋白血症との関連性については,多くの未解決の問題を残している.

 最近,著者らは著明な低蛋白血症を伴った本症の1例を経験し,種々の内科的治療や電顕による検索などを試み,低蛋白血症の成因に対して若干の知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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