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文献詳細

雑誌文献

胃と腸15巻7号

1980年07月発行

文献概要

今月の主題 消化管出血と非手術的止血 主題

上部消化管出血の非観血的止血法の現状と展望

著者: 竹本忠良1 河原清博1 宮崎誠司1 大下芳人1 榊信広1 岡崎幸紀1

所属機関: 1山口大学医学部第1内科

ページ範囲:P.711 - P.720

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 『思考と行動における言語』の著者として有名なS.I.ハヤカワは近著『ことばと人間』(池上嘉彦・池上恵子訳,紀伊国屋書店)に,「私たちは情報が爆発的にあふれている時代に生きていることも,知っている.しかし私たちは同時に,誤った情報が流出する真只中にいる.……毎日,印刷物や電子工学的媒体のおびただしいことばに爆撃されている私たちは,誰を,何を,どの程度信じるかを決めるのに用いるある種の批判的方法を持たねばならない.」と述べている,同様なことはすでに多くの人が指摘し,強調しつづけていることであって,なにもハヤカワ氏の著書を,教育勅語でも引用するように,ぎょうぎょうしく持ちだす必要はないかもしれない.

 とはいうものの,この主題論文の「非観血的止血法の現状と展望」というテーマはたいへんむずかしい.とくに,展望といわれると,もしかすると,とんでもない誤った情報を読者にあたえることになるかもしれないと,少々気にしている.したがって,そこらあたりの記述は,十分眉につばをぬって,お読みいただきたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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