icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸15巻7号

1980年07月発行

今月の主題 消化管出血と非手術的止血

止血法の実際

血管造影による消化管出血の診断と治療

著者: 草野正一1 小林剛1 真玉寿美生2 鎗水民生3 中英男4

所属機関: 1北里大学医学部放射線科 2北里大学医学部内科 3北里大学医学部外科 4北里大学医学部病理

ページ範囲:P.739 - P.750

文献概要

 消化管出血の診断に血管造影が役立つことを明らかにしたのは,1960年Margulisら1)が最初で,その後NusbaumやBaumらによって精力的な研究が続けられ,1960年代の後半からは,血管造影の手技が消化管出血の治療に積極的に応用されてきた2)~6).しかしながら,わが国における消化管出血に対する血管造影の臨床応用は,いまだ十分とはいい難く,その報告も極めて少ない7)~9).そこで,消化管出血の診断と治療に血管造影を積極的に行ってきたわれわれの施設での成績を検討し,血管造影の手技を応用した消化管出血の治療の実際を中心に報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら