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文献詳細

雑誌文献

胃と腸15巻9号

1980年09月発行

文献概要

今月の主題 胃リンパ腫(1)―悪性リンパ腫 序説

「胃悪性リンパ腫」特集に当たって―臨床面から

著者: 八尾恒良1

所属機関: 1福岡大学医学部第1内科

ページ範囲:P.903 - P.903

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 胃の悪性リンパ腫は胃癌の0.5~4.2%の頻度でみられる胃肉腫のうち,約60%を占めるとされ,著しくまれな疾患ではない.そして病理学的にも古くから検討されてきた疾患である.

 したがって,その診断面でもかなりの所見が検討され悪性リンパ腫診断の目安も一応は解決ずみのようにも思われる.すなわち,辺縁硬化像あるいは病巣の硬さを欠くこと,粘膜下腫瘍様の所見を呈する部分があること,巨大皺襞を伴うことがあることなどが目安とされ,ほとんどの症例で術前診断が可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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