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今月の主題 胃リンパ腫(1)―悪性リンパ腫 序説
「胃悪性リンパ腫」特集に当たって―臨床面から
著者: 八尾恒良1
所属機関: 1福岡大学医学部第1内科
ページ範囲:P.903 - P.903
文献購入ページに移動 胃の悪性リンパ腫は胃癌の0.5~4.2%の頻度でみられる胃肉腫のうち,約60%を占めるとされ,著しくまれな疾患ではない.そして病理学的にも古くから検討されてきた疾患である.
したがって,その診断面でもかなりの所見が検討され悪性リンパ腫診断の目安も一応は解決ずみのようにも思われる.すなわち,辺縁硬化像あるいは病巣の硬さを欠くこと,粘膜下腫瘍様の所見を呈する部分があること,巨大皺襞を伴うことがあることなどが目安とされ,ほとんどの症例で術前診断が可能である.
したがって,その診断面でもかなりの所見が検討され悪性リンパ腫診断の目安も一応は解決ずみのようにも思われる.すなわち,辺縁硬化像あるいは病巣の硬さを欠くこと,粘膜下腫瘍様の所見を呈する部分があること,巨大皺襞を伴うことがあることなどが目安とされ,ほとんどの症例で術前診断が可能である.
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