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文献詳細

雑誌文献

胃と腸15巻9号

1980年09月発行

今月の主題 胃リンパ腫(1)―悪性リンパ腫

主題症例 胃悪性リンパ腫症例

④多発の胃悪性リンパ腫の1例

著者: 中沢三郎1 川口新平1 芳野純治1 市川朝洋1

所属機関: 1名古屋大学医学部第2内科

ページ範囲:P.923 - P.926

文献概要

 肉眼的に胃体部大彎を中心に周堤をもつ多発の陥凹性変化を認め,組織学的に粘膜固有層から漿膜下層に達する多発の胃原発性細網肉腫を経験したので報告する.

 症 例

 患 者:佐○乙○,52歳,男.

 主 訴:心窩部痛.

 既往歴:1959年肺結核.1969年急性肝炎.1967年より気管支喘息にて治療中.(現在Predonin 5mg/day服用中)

 家族歴:父・甥 白血病.

 現病歴:1972年7月より心窩部痛が出現し,近医にて胃X線検査を受けるも異常なしと言われた.その後疼痛が増強するため,同年9月に胃X線・内視鏡検査を受け精査のため入院となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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