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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻1号

1981年01月発行

文献概要

今月の主題 早期胃癌は変貌したか 序説

早期胃癌の変貌

著者: 白壁彦夫1

所属機関: 1順天堂大学消化器内科

ページ範囲:P.10 - P.10

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 本邦における早期胃癌発見の実態は,まさに,複雑である.第一線医家で,既に診断されたものが,大病院に送られる(大病院統計).都心部と周辺部の病院では,年齢層が違う.胃集検の統計も,集検という検査体系と年齢層で,条件つきだと言えないこともない.アルバイト先から早期癌の症例を持ち帰って,病院統計に組み入れるのが大学病院統計である.

 そのほかのいろんな要素が錯綜しながらも活発に作業が続けられているのが,早期癌診断の実態である.順大消化器内科の経験から,X線診断に関して,その向上,発見した早期癌の内容の変化,などにつき概説したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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