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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻1号

1981年01月発行

文献概要

今月の主題 早期胃癌は変貌したか 主題

早期胃癌の変貌―高齢者群における胃癌の検討

著者: 江崎行芳1 山城守也2

所属機関: 1東京都養育院付属病院病理部 2東京都養育院付属病院外科

ページ範囲:P.27 - P.33

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 近年,本邦における平均寿命の延びは著しいものがあり,諸外国と対比しても男性が第1位(73.46歳),女性が第2位(78.89歳)を占めている1)

 他方,胃癌に対する検診の普及,診断能力の上昇もX線,内視鏡の進歩発展と相俟って目覚ましいものがある.しかし,本邦では依然として胃癌が高頻度であり,重要な疾患であることは論ずるまでもない.胃癌による死亡者は年間約5万人であり,全癌死亡者数の約32%に相当する2).今後,ますます高齢者層が増大することを思うとき,高齢者群における胃癌の実態をみておくことはそれなりに重要な意義があるものと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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