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今月の主題 早期胃癌は変貌したか 主題
早期胃癌の変貌―X線診断の立場から
著者: 熊倉賢二1 杉野吉則1 石引久弥2 大久保忠成3 馬場保昌4 丸山雅一4 杉山憲義4
所属機関: 1慶応義塾大学医学部放射線診断部 2慶応義塾大学医学部外科 3済生会中央病院内科 4癌研究会付属病院内科
ページ範囲:P.35 - P.46
文献購入ページに移動また,加藤ら2)は病理組織学的立場から,切除された全胃癌(進行癌ならびに早期癌)では,分化型癌と未分化型癌の比(DUR)が男女ともに低下傾向がみられ,分化型癌の相対的減少があることが示唆されたと報告している.そして,胃癌の占居部位については,DURは,元来胃幽門腺領域である部位では著変なかったが,元来胃底腺領域である部位では著しく低下した(推計学的に有意).特に,萎縮や腸上皮化生の起こりやすい部位の低下は顕著であったと述べている.
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