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今月の主題 早期胃癌は変貌したか 座談会
実地医家からみた早期胃癌の変貌
著者: 吉田清1 十林賢児2 中嶋義麿3 小沢昭司4 中野貞生5 大滝秀穂6 藤田圭吾7 武田恭子8 河村虎太郎9 大岩俊夫10 市川平三郎11 春日井達造12
所属機関: 1北海道深川市・吉田病院 2福島県郡山市・坪井病院 3群馬県桐生市・まろ病院 4東京都足立区・小沢胃腸科 5愛知県知立市・中野胃腸科病院 6福井県福井市・大滝病院 7大阪府高槻市・藤田胃腸病院 8大阪市北区・桜橋武田診療所 9広島県広島市・河村病院 10福岡県古賀町・大岩外科胃腸科医院 11国立がんセンター 12愛知県がんセンター
ページ範囲:P.86 - P.101
文献購入ページに移動端的に言うと,大病院では早期胃癌は,まず数が減っている.昭和40年より前は,国立がんセンターで1年間に見つける数は日本一多かった.ということは世界一だったわけですが,今では,むしろ,地方の国立病院とか地方のがんセンターなどでも非常に数が増えています.ところが,今日お集まりいただいた実地医家の先生方の発見されている数を集めたら,全国の統計としては把握し難いけれども,きっとそれよりも多いのではなかろうか.今日は,そういうことを裏づけるようなお話もあるかと思います.
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