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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻10号

1981年10月発行

胃と腸ノート

空腹期の膵外分泌動態

著者: 高橋逸夫1 伊藤漸1

所属機関: 1群馬大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1060 - P.1060

文献概要

 空腹期の胃や膵の外分泌は,いわゆる基礎分泌が一定の割合で持続するものと考えられている.

 一方,胃および小腸の消化管運動は食後期と空腹期では全く異なった性質を示す.特に空腹期に特異的に観察される消化管の収縮運動は肛側伝播性空腹期収縮(interdigestive migrating contractions,IMC)と呼ばれ,胃に発現したIMCが空腸から回腸へと伝播される,このことは1969年Szurszewskiによって,イヌの小腸で初めて観察され1),以後その生理的意義や調節機構の研究が多数報告されるようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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