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文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻11号

1981年11月発行

今月の主題 胆道系疾患の臨床(2)―胆管異常を中心として

主題症例

先天性総胆管拡張症と膵・胆管合流異常

著者: 松本由朗1 真下六郎1 許国文1 藤井秀樹1 岩城茂太朗1

所属機関: 1国保病院組合甲賀病院外科

ページ範囲:P.1209 - P.1212

文献概要

 先天性総胆管拡張症(本症と略す)の形態的特徴として,胆道末端部と膵管の合流形態が正常な発生例とは異なる,いわゆる“膵・胆管合流異常”が近年注日されてきた.そして,“膵・胆管合流異常”が本症における胆道拡張の原因ではないかとする意見もある1).われわれも早くから本症における胆道末端部の形態に注目して本症の形態的特徴との関係を検討してきた.その結果,“膵・胆管合流異常”は本症に高頻度に認められるが,必ずしも全例に合併するものではなく,また胆管の拡張が伴わなくとも“膵・胆管合流異常”がみられる症例を経験した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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