icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸16巻11号

1981年11月発行

今月の主題 胆道系疾患の臨床(2)―胆管異常を中心として

主題症例

ERCPからみた原発性硬化性胆管炎と原発性胆汁性肝硬変症

著者: 富士匡1 有山重美1 播磨一雄1 永富裕二1 相部剛1 天野秀雄1 河村奨1 竹本忠良1

所属機関: 1山口大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1233 - P.1237

文献概要

 わが国では原発性硬化性胆管炎(primary sclerosing cholangitis,以下PSCと略す)の報告例は欧米に比べて極端に少ないようである.われわれは,ERCP が診断の手掛かりとなった3例のPSC近縁疾患を経験している1)このなかで,診断から現在まで6年間経過をみている潰瘍性大腸炎を伴った典型的なPSCの症例を報告する.また,本疾患と鑑別が必要な原発性胆汁性肝硬変症(primary biliary cirrhosis,以下PBCと略す)を呈示し,両疾患のERCP像の違いに言及する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら